不機嫌そうなアークさん。
少し幼いですね。
ドロワで描いたアークさん。
ドロワの描き味はがさがさしててすごく好きです。
本当はこの絵をログに置くつもりはなかったんですけど
なぜかログ画像が1枚すっぽぬけてまして、その穴を埋めるために拾ってきちゃいましたよね。
その子はルネッタと呼ばれていました。
なぜなら、お庭の空を飾る、大きな月をその子が食べてしまったからです。
それを知った神様は、けれど決して怒ることはなく、その大きな月を掬い上げ
小さな蝶の髪ざりへ変えると、小さな小さなその子にあげてしまったのです。
大きな大きな月を飲み込んだ、小さな小さな月<ルネッタ>
だからもう、そのお庭に月が昇る事はありません
輝く太陽に愛された小さな月。
可愛い可愛いルネッタ。
お庭の皆も、小さなルネッタがとても可愛くて仕方がありませんでした。
-ルネッタ-
湖の中には、キラキラと輝く尾を持つ魚が、何匹も泳いでいました。
不思議そうに魚を眺めていたルネッタを、あっという間に水の中に引きずり込むと
魚達はくるりくるりと踊るように泳ぎながら、彼を取り巻きます。
「ルネッタ、月を食べた小さな月、貴方、貴方名前を知っているかしら」
「外の人々は名前を持っているのだそう、ルネッタ、貴方はルネッタ、私達は魚、けれどソレは名前なのかしら」
「名前、名前を、私達に似合いの名前を頂戴、ルネッタ」
「そうすれば、私達も貴方に、貴方に似合いの名を送るわ」
-魚-
その花は、いつも風にゆらりゆらりと揺れては、くすりくすりと含んだ笑いをこぼしています。
花達は庭の多くの事を知っていますが、花達はそれを活用できるほど賢くもありません。
だから花は、小さく笑いながら揺れるだけ。
今日も明日も明後日も、庭の隅で揺れるだけ。
-花-
狼はいつだって、傲慢で強欲で、腹ばかりを空かせている愚か者でした。
半開きの口から涎を垂れ流し、自慢の鼻を使っては、庭の生き物を追い回し
内に隠された秘め事を鋭い爪で引きずり出し、己が内に閉じ込める事を良しとしていました。
時には庭の主にすら牙を剥き、その腕に収まった小さな月にさえ、己が好奇心と言う名の欲情を押し付けようとしていました。
けれど小さな月の孕んだ闇は、庭の生む影よりも深く、大きな狼の腹の隙間よりも膨大で
狼は何かを知るよりも先に、月の瞳に浮かぶ暗い海に沈んでしまいました
-狼-
その悪魔が本当に存在しているかは誰も知らない。
“魔法使い”の達間では
「人間が死の間際、自らの一生を受け入れられず絶望の果てに作り出す、都合の良い幻想なのではないか」
という説が有力である。
-名も無き黒-
フィアナ。
キュアキュアしてますね。
ワンドロで描いた絵だったと思います。
お題は確か、白髪。魔法使い。
きれいっぽいものばかり描いていたので、病んでるっぽいものが描きたくなってペロリ。